皆様こんばんは。
chuya-online.com FUKUOKAスタッフ レッジでございます。
今週末は楽器フェアとEXPERIENCE PRS in JAPAN 2014がありますね。
福岡店からはアニーとヤナさんが旅立っていきました。
レッジさんは福岡店でお留守番です。
…次回こそは!
それはそうと、皆様ご自身の愛機は綺麗にしてあげていますか?
僕はふと自分のギターが大層汚れている事に気付きました。
そういえば前に弦を替えたのはいつだったか…。
そんなこんなで弦交換とクリーニングを行おう、ついでにブログも書いてしまおうと思い立ったわけでございます。
※今回はかなり画像多めの記事となっております。
では、まず今回磨くギターの現状を…。
だいぶ埃が溜まっていました。
フロントピックアップの曇りもなかなかのものです。買った時は鏡面みたいになってたんですけどねえ…。
指板は特に酷い(笑)よくもまあここまで汚れが付着したものです…。
ヘッド部はさすがにあまり汚れていませんが、ナット周りには埃が溜まっていますね…。
写真だと今ひとつわかりにくいですが、塗装面も艶が無くなっています。指紋の付着も少し目立ちますね。
やはり放置しすぎたせいか少し色あせているような印象です。
という事で今回はこのギターを磨きます!
ではまずはレッジが使っている道具を紹介しましょう。
メンテの必需品。クロスです。
僕は使う溶剤によって使い分け+乾拭き用も数枚分けて使っているので、10種類程所持しています。
特におすすめなのはFREEDOM SP-P-10 Polish Cloth ポリッシュクロスにARIA ML-50 キョンセーム クロス、HOSCO KCL-WM/Mサイズ/キョンセーム革クロス辺りでしょうか。
FREEDOMのクロスは乾拭き用で使っております。フワフワとした手触りの「特殊帯電防止処理」&「超極細繊維」仕様のクロスです。フリーダムの工房では最終仕上げに使われ、フリーダムの本体ものの商品に付属しているそうです。ポリッシュを掛けた後の拭き上げに使うと、非常に綺麗に仕上がってくれます。
セームはカメラのお手入れなんかでおなじみの商品ですね。こちらもフリーダムのクロスも同じように仕上げ時に使うと滑らかに拭き上げる事ができます。
では、次にメンテ時に使うケア用品達を。
普段使っているのはだいたいこの辺りのものになります。ポリッシュ系は他に3種類ほど使っていますが、今回は使用しませんでした。
順番に紹介していきましょう。
FREEDOM SP-P-11 Lemon Oil レモンオイル
適度に粘度が高く、乾いた指板の保湿目的で塗布後しばらく放置する時などに特に威力を発揮します。粘度の高さは通常の弦交換時などの時にも、蒸発しにくく乾燥を防止する、という素晴らしい効果も持ち合わせております。
蜜蝋を配合していますので、オイル塗布後に磨き上げると美しい艶が出ます。
レモンオイル、意外と使っていない人が多いんですよね…。余談ですがレッジは学生時代に軽音サークルにおりましたが、女性が多かったのでお肌の手入れに例えてオイルの必要性を説いたらみんな使っていました(笑)
FREEDOM SP-P-12 f54 shiner 65ml ギターポリッシュ
軟化したラッカーにも使える、というのが売りのポリッシュ。
僕は汚れ落しの時に使いますが、「Shiner」の名の通り、磨き上げると非常に美しい艶を出す事ができます。金属パーツの曇りを取る際にも使う事があります。
1本持っておくと、とっても便利なポリッシュです。
CUSTOM AUDIO CLEANSABLE クレンザブル
直接見える部分には使いませんが、これも無くてはならない道具の1つです。
プラグやジャックのような電気的な接点を洗浄する為の溶剤です。冗談のように聴こえるかもしれませんが、これを使うと音が良くなります(笑)
単に接点の汚れを落とすだけでなく、塗布する事で接点にバリアーを作り、汚れや劣化を防止する効果もあります。
少しお高いように見えますが、1本買うと長く使えるコストパフォーマンスにも優れたグッズでございます。
SHINY MAN シャイニーマン 金属メッキ専用クリーナー
こいつは凄いです(笑)
金属メッキの汚れを落としてくれます。軽い錆なども綺麗に拭き取れますので、カバードのハムバッカーやゴールド・ハードウェアの機材を使っている方なんかに特におすすめですね。専用のクロスとセットになっています。
あと、番外編ではありますが、特におすすめのポリッシュの1つとしてKen Smith Pro Formula Polish 楽器用ポリッシュを挙げておきます。
なんとも言えないケミカルな香りが特徴の商品ですが、その効果は本物。僕は以前はf54で汚れ落としと軽い艶出しを行った後にPro Formula Polishで仕上げを行っていました。
このコンビを使うと、ちょっと気味が悪いくらいツヤツヤ&スベスベの触り心地になりますのでおすすめでございます。
さて、ケアグッズの紹介が終わったところで、実際にギターを磨いていきましょう。
※以下で紹介するのはレッジ的クリーニング法ですので、これが正解というわけでもございません。
まずは埃を落とします。ここはざっくりと全体を拭き上げていく感じです。
ブリッジ周りも拭きます。フリーダムのクロスであれば、表面に付着した汚れ程度でしたら写真のように綺麗に拭き取る事ができます。
意外と忘れがちなのが、弦交換時のナットの増締め。ペグなどは普段触りませんので、こういった機会にきっちり増締めしておきましょう。不意のトラブルを回避出来ます。
では汚れに汚れた指板をクリーニングしていきましょう。こいつは強敵だ…。
この指板は塗装されているので、容赦なくf54で汚れを落とします。クロスに少量取って馴染ませます。楽器に直接塗布するのはNGですよ!
磨きます、ガリガリ磨きます。
ラッカー塗装の場合は、あまり強く磨きすぎると反応する可能性がなきにしもあらずなので、優しく磨いてあげましょう。
1カ所磨いてみました。見事に落ちましたね。
磨いた部分のクロスです。皮脂やらなんやらよくわからないものがこびりついていたようです…。
仕上げ用のクロスで軽く乾拭きします。
ポリッシュ等の溶剤を使う場合は基本的に磨く→乾拭きという流れです。ポリッシュが表面に残っていると新たな汚れになってしまいますので、綺麗に拭き上げましょう。
ステンレスフレットなので、基本的にはメンテナンス・フリーですが、記事を書くという目的もありましたので、フレットも磨きます。
マスキングテープで養生してあげます。指板に塗装されているギターはそこまで神経質にならなくても大丈夫ですが、ローズ指板などの塗装されていないものは必ず養生しましょう。
先ほどなぜか紹介し忘れていたレッジの愛用品、FERNANDES 946/SCRATCH MENDERです。ピカールなんかが一般的だとは思いますが、こういう製品も出ているんだよというご紹介も兼ねて。
歯磨き粉の様なペースト状です。これがいいんですよねえ。ピカールは液体なので取り回しがあまりよくない時があります。この946スクラッチメンダーは、飛び散ったりこぼれたりという心配が少ないため、大変使いやすいです。
これもクロスに少量出した後、よく馴染ませてから使います。付けすぎると養生した部分の外側にまで触れてしまい、指板を汚してしまう事があります。せっかくの養生が台無しです。
…もともと割と綺麗だから磨いたかどうか判らない(汗)
角度を変えても…
判らん(汗)
肉眼で見るとちゃんと綺麗になってはいるのです。本当なんです…。
次にピックアップを磨きます。
だいぶ汚れています。元々は鏡面加工のようになっていたのですが、今では何も映りません。
先ほど紹介しましたSHINY MAN シャイニーマン 金属メッキ専用クリーナーを使います。
専用クロスに塗布し、馴染ませて磨きます。
さて効果の程は…
完全には落とせませんでしたが、表面の傷もけっこうなものだったのでこれは致し方無し…。汚れ、曇りに関しては完全に落ちています。ちなみに左側だけ磨いた状態です。
全体を磨き、仕上げた後です。最初の写真と比べるとかなり綺麗になったと思います。
正面から見るときちんと自分が映ってくれました(笑)
では最後にボディを磨き上げましょう。細かい埃を拭き取ってポリッシュで磨きます。
磨き終わったら仕上げようクロスで拭き上げます。
ボディ裏面もトップと同じように磨き上げ。
うーん…ジョイント部の曲面がいつ見ても美しい(笑)
ちなみに自分が時間をかけて磨く場合、ポリッシュ→乾拭き→ポリッシュ(仕上げ用)→乾拭きという流れで2回磨きます。ギターの汚れ次第では3回から4回ポリッシュを掛ける場合もありますが、これはグロス仕上げかどうかにもよりますね。
磨き終わったら弦を張ります。このギターはGOTOH製マグナムロックを搭載しているので弦交換が非常に楽です。ロック式ペグは1度使うと抜け出せないですね(笑)
チューニングまでやってイントネーションなど細々した仕上げを…E感じです!
最後に軽く全体を乾拭きしてあげればクリーニングは終わりです。
それでは仕上がったギターを見てみましょう。
うん、我ながらめちゃくちゃ綺麗になったと思います(笑)
表面の曇りが取れた事で、揺らめくようなキルトトップが美しく引き立ちます。
別角度から。ブリッジ等の金属パーツの汚れはほとんどなかったので楽でしたが、状況次第では分解清掃という事になりますね。
ブリッジ、ピックアップ周りを。手が触れる部分ですので、この辺りは汚れ、錆が付きやすくなっています。弾いた後に軽く拭いてあげるだけでもだいぶ変わってきますね。
指板、フレット周り。指板の汚れが激しく、くすんだ印象でしたが綺麗にできたと思います。ちなみにこのネック、最近増えているローステッドメイプルネック/指板です。メーカー的にはChocolate Mapleだそうです。ハードケースに入れておくと、お菓子のようないい匂いがします。
ヘッドはギターの顔ですし、綺麗にしておきたいですね。弦が張ってある分掃除はやりづらいですが、交換時はぜひ拭いてあげてください。
ボディバック。アルダーの杢目が透けるトランスカラーで美しい。が、コンター部付近にはエフェクターを落とした傷が…。
ネック裏。元々サテンフィニッシュでしたが、弾き込む事でグロスのような艶が出てきました。これはこれで美しい。ここも綺麗にポリッシュ掛けて磨き上げています。
最後にメンテ前と同じような構図で。光量が少ないため差はあまり無いように感じますが、現物を見ると明らかに変わっています。
さてさて、レッジ的クリーニング、いかがだったでしょう。
基本的は事しか書いていないものの、ギターのクリーニングって意外と何をやったらいいのか判らないものだったりします。
ちょっと手間をかけてあげるだけで、新品の時と同じように、時には新品以上に美しく仕上げる事も可能です。
メンテナンス用品は種類も多く、一度に揃えるのは難しいと思います。
レッジ的おすすめとしては、クロス2枚(ポリッシュ掛け/仕上げ)にポリッシュ1つ、レモン/オレンジオイルから始める、という感じですね。
とはいえ、今回の記事のように手間をかけなくとも、「弾いた後はクロスで拭く」事を毎回実践していれば意外とギターは汚れません。
スタジオやライブで使った後は、愛機をいたわってあげてくださいね。
さて、4回目の記事も音が出るものを紹介しなかったので、次回は本当に音が出る何かを紹介しようと思っております(汗)
エフェクターにしようかアンプにしようか…新入荷商品も多いので絶賛悩み中です。
そう遠くない将来書く予定ですのでのんびりとお付き合いくださいませ。
ではでは、スタッフ レッジでした。
2015/8/30更新
chuya-online.com が展開する弦ブランド、FOEHNオフィシャルサイトが完成しました!
http://foehn.jp/
chuya-online.com FUKUOKAスタッフ レッジでございます。
今週末は楽器フェアとEXPERIENCE PRS in JAPAN 2014がありますね。
福岡店からはアニーとヤナさんが旅立っていきました。
レッジさんは福岡店でお留守番です。
…次回こそは!
それはそうと、皆様ご自身の愛機は綺麗にしてあげていますか?
僕はふと自分のギターが大層汚れている事に気付きました。
そういえば前に弦を替えたのはいつだったか…。
そんなこんなで弦交換とクリーニングを行おう、ついでにブログも書いてしまおうと思い立ったわけでございます。
※今回はかなり画像多めの記事となっております。
では、まず今回磨くギターの現状を…。
だいぶ埃が溜まっていました。
フロントピックアップの曇りもなかなかのものです。買った時は鏡面みたいになってたんですけどねえ…。
指板は特に酷い(笑)よくもまあここまで汚れが付着したものです…。
ヘッド部はさすがにあまり汚れていませんが、ナット周りには埃が溜まっていますね…。
写真だと今ひとつわかりにくいですが、塗装面も艶が無くなっています。指紋の付着も少し目立ちますね。
やはり放置しすぎたせいか少し色あせているような印象です。
という事で今回はこのギターを磨きます!
ではまずはレッジが使っている道具を紹介しましょう。
メンテの必需品。クロスです。
僕は使う溶剤によって使い分け+乾拭き用も数枚分けて使っているので、10種類程所持しています。
特におすすめなのはFREEDOM SP-P-10 Polish Cloth ポリッシュクロスにARIA ML-50 キョンセーム クロス、HOSCO KCL-WM/Mサイズ/キョンセーム革クロス辺りでしょうか。
FREEDOMのクロスは乾拭き用で使っております。フワフワとした手触りの「特殊帯電防止処理」&「超極細繊維」仕様のクロスです。フリーダムの工房では最終仕上げに使われ、フリーダムの本体ものの商品に付属しているそうです。ポリッシュを掛けた後の拭き上げに使うと、非常に綺麗に仕上がってくれます。
セームはカメラのお手入れなんかでおなじみの商品ですね。こちらもフリーダムのクロスも同じように仕上げ時に使うと滑らかに拭き上げる事ができます。
では、次にメンテ時に使うケア用品達を。
普段使っているのはだいたいこの辺りのものになります。ポリッシュ系は他に3種類ほど使っていますが、今回は使用しませんでした。
順番に紹介していきましょう。
FREEDOM SP-P-11 Lemon Oil レモンオイル
適度に粘度が高く、乾いた指板の保湿目的で塗布後しばらく放置する時などに特に威力を発揮します。粘度の高さは通常の弦交換時などの時にも、蒸発しにくく乾燥を防止する、という素晴らしい効果も持ち合わせております。
蜜蝋を配合していますので、オイル塗布後に磨き上げると美しい艶が出ます。
レモンオイル、意外と使っていない人が多いんですよね…。余談ですがレッジは学生時代に軽音サークルにおりましたが、女性が多かったのでお肌の手入れに例えてオイルの必要性を説いたらみんな使っていました(笑)
FREEDOM SP-P-12 f54 shiner 65ml ギターポリッシュ
軟化したラッカーにも使える、というのが売りのポリッシュ。
僕は汚れ落しの時に使いますが、「Shiner」の名の通り、磨き上げると非常に美しい艶を出す事ができます。金属パーツの曇りを取る際にも使う事があります。
1本持っておくと、とっても便利なポリッシュです。
CUSTOM AUDIO CLEANSABLE クレンザブル
直接見える部分には使いませんが、これも無くてはならない道具の1つです。
プラグやジャックのような電気的な接点を洗浄する為の溶剤です。冗談のように聴こえるかもしれませんが、これを使うと音が良くなります(笑)
単に接点の汚れを落とすだけでなく、塗布する事で接点にバリアーを作り、汚れや劣化を防止する効果もあります。
少しお高いように見えますが、1本買うと長く使えるコストパフォーマンスにも優れたグッズでございます。
SHINY MAN シャイニーマン 金属メッキ専用クリーナー
こいつは凄いです(笑)
金属メッキの汚れを落としてくれます。軽い錆なども綺麗に拭き取れますので、カバードのハムバッカーやゴールド・ハードウェアの機材を使っている方なんかに特におすすめですね。専用のクロスとセットになっています。
あと、番外編ではありますが、特におすすめのポリッシュの1つとしてKen Smith Pro Formula Polish 楽器用ポリッシュを挙げておきます。
なんとも言えないケミカルな香りが特徴の商品ですが、その効果は本物。僕は以前はf54で汚れ落としと軽い艶出しを行った後にPro Formula Polishで仕上げを行っていました。
このコンビを使うと、ちょっと気味が悪いくらいツヤツヤ&スベスベの触り心地になりますのでおすすめでございます。
さて、ケアグッズの紹介が終わったところで、実際にギターを磨いていきましょう。
※以下で紹介するのはレッジ的クリーニング法ですので、これが正解というわけでもございません。
まずは埃を落とします。ここはざっくりと全体を拭き上げていく感じです。
ブリッジ周りも拭きます。フリーダムのクロスであれば、表面に付着した汚れ程度でしたら写真のように綺麗に拭き取る事ができます。
意外と忘れがちなのが、弦交換時のナットの増締め。ペグなどは普段触りませんので、こういった機会にきっちり増締めしておきましょう。不意のトラブルを回避出来ます。
では汚れに汚れた指板をクリーニングしていきましょう。こいつは強敵だ…。
この指板は塗装されているので、容赦なくf54で汚れを落とします。クロスに少量取って馴染ませます。楽器に直接塗布するのはNGですよ!
磨きます、ガリガリ磨きます。
ラッカー塗装の場合は、あまり強く磨きすぎると反応する可能性がなきにしもあらずなので、優しく磨いてあげましょう。
1カ所磨いてみました。見事に落ちましたね。
磨いた部分のクロスです。皮脂やらなんやらよくわからないものがこびりついていたようです…。
仕上げ用のクロスで軽く乾拭きします。
ポリッシュ等の溶剤を使う場合は基本的に磨く→乾拭きという流れです。ポリッシュが表面に残っていると新たな汚れになってしまいますので、綺麗に拭き上げましょう。
ステンレスフレットなので、基本的にはメンテナンス・フリーですが、記事を書くという目的もありましたので、フレットも磨きます。
マスキングテープで養生してあげます。指板に塗装されているギターはそこまで神経質にならなくても大丈夫ですが、ローズ指板などの塗装されていないものは必ず養生しましょう。
先ほどなぜか紹介し忘れていたレッジの愛用品、FERNANDES 946/SCRATCH MENDERです。ピカールなんかが一般的だとは思いますが、こういう製品も出ているんだよというご紹介も兼ねて。
歯磨き粉の様なペースト状です。これがいいんですよねえ。ピカールは液体なので取り回しがあまりよくない時があります。この946スクラッチメンダーは、飛び散ったりこぼれたりという心配が少ないため、大変使いやすいです。
これもクロスに少量出した後、よく馴染ませてから使います。付けすぎると養生した部分の外側にまで触れてしまい、指板を汚してしまう事があります。せっかくの養生が台無しです。
…もともと割と綺麗だから磨いたかどうか判らない(汗)
角度を変えても…
判らん(汗)
肉眼で見るとちゃんと綺麗になってはいるのです。本当なんです…。
次にピックアップを磨きます。
だいぶ汚れています。元々は鏡面加工のようになっていたのですが、今では何も映りません。
先ほど紹介しましたSHINY MAN シャイニーマン 金属メッキ専用クリーナーを使います。
専用クロスに塗布し、馴染ませて磨きます。
さて効果の程は…
完全には落とせませんでしたが、表面の傷もけっこうなものだったのでこれは致し方無し…。汚れ、曇りに関しては完全に落ちています。ちなみに左側だけ磨いた状態です。
全体を磨き、仕上げた後です。最初の写真と比べるとかなり綺麗になったと思います。
正面から見るときちんと自分が映ってくれました(笑)
では最後にボディを磨き上げましょう。細かい埃を拭き取ってポリッシュで磨きます。
磨き終わったら仕上げようクロスで拭き上げます。
ボディ裏面もトップと同じように磨き上げ。
うーん…ジョイント部の曲面がいつ見ても美しい(笑)
ちなみに自分が時間をかけて磨く場合、ポリッシュ→乾拭き→ポリッシュ(仕上げ用)→乾拭きという流れで2回磨きます。ギターの汚れ次第では3回から4回ポリッシュを掛ける場合もありますが、これはグロス仕上げかどうかにもよりますね。
磨き終わったら弦を張ります。このギターはGOTOH製マグナムロックを搭載しているので弦交換が非常に楽です。ロック式ペグは1度使うと抜け出せないですね(笑)
チューニングまでやってイントネーションなど細々した仕上げを…E感じです!
最後に軽く全体を乾拭きしてあげればクリーニングは終わりです。
それでは仕上がったギターを見てみましょう。
うん、我ながらめちゃくちゃ綺麗になったと思います(笑)
表面の曇りが取れた事で、揺らめくようなキルトトップが美しく引き立ちます。
別角度から。ブリッジ等の金属パーツの汚れはほとんどなかったので楽でしたが、状況次第では分解清掃という事になりますね。
ブリッジ、ピックアップ周りを。手が触れる部分ですので、この辺りは汚れ、錆が付きやすくなっています。弾いた後に軽く拭いてあげるだけでもだいぶ変わってきますね。
指板、フレット周り。指板の汚れが激しく、くすんだ印象でしたが綺麗にできたと思います。ちなみにこのネック、最近増えているローステッドメイプルネック/指板です。メーカー的にはChocolate Mapleだそうです。ハードケースに入れておくと、お菓子のようないい匂いがします。
ヘッドはギターの顔ですし、綺麗にしておきたいですね。弦が張ってある分掃除はやりづらいですが、交換時はぜひ拭いてあげてください。
ボディバック。アルダーの杢目が透けるトランスカラーで美しい。が、コンター部付近にはエフェクターを落とした傷が…。
ネック裏。元々サテンフィニッシュでしたが、弾き込む事でグロスのような艶が出てきました。これはこれで美しい。ここも綺麗にポリッシュ掛けて磨き上げています。
最後にメンテ前と同じような構図で。光量が少ないため差はあまり無いように感じますが、現物を見ると明らかに変わっています。
さてさて、レッジ的クリーニング、いかがだったでしょう。
基本的は事しか書いていないものの、ギターのクリーニングって意外と何をやったらいいのか判らないものだったりします。
ちょっと手間をかけてあげるだけで、新品の時と同じように、時には新品以上に美しく仕上げる事も可能です。
メンテナンス用品は種類も多く、一度に揃えるのは難しいと思います。
レッジ的おすすめとしては、クロス2枚(ポリッシュ掛け/仕上げ)にポリッシュ1つ、レモン/オレンジオイルから始める、という感じですね。
とはいえ、今回の記事のように手間をかけなくとも、「弾いた後はクロスで拭く」事を毎回実践していれば意外とギターは汚れません。
スタジオやライブで使った後は、愛機をいたわってあげてくださいね。
さて、4回目の記事も音が出るものを紹介しなかったので、次回は本当に音が出る何かを紹介しようと思っております(汗)
エフェクターにしようかアンプにしようか…新入荷商品も多いので絶賛悩み中です。
そう遠くない将来書く予定ですのでのんびりとお付き合いくださいませ。
ではでは、スタッフ レッジでした。
2015/8/30更新
chuya-online.com が展開する弦ブランド、FOEHNオフィシャルサイトが完成しました!
http://foehn.jp/
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