皆様こんばんは。
chuya-online.com FUKUOKAスタッフ レッジでございます。
朝晩が冷え込む季節になってきましたね。
とはいえ、昼間は日が照ると暖かかったりしますので、洋服の選定が難しい季節でもあります。
僕は暑がりなので昼間ももう少し気温が下がればな〜、なんて考えております。
それはそうと皆様、ペダルボード、組んでいますか?
僕は久しぶりにちょっとしたセッションに参加する事になりましたので、小規模なボードを組みました。
演奏ジャンルやスタイル、個々人の趣味嗜好、様々なこだわりが反映されるエフェクトボード…
お客様からセットアップなどのご相談を受ける事もございますが、「ボードから浮かび上がるコンセプト」に思いを馳せる時間がとても楽しいひとときです。
本日はそんな十人十色なペダルボードの構築を助けてくれる、スタッフ レッジ的おすすめ製品をご紹介します。
その商品はこちら!↓
【福岡店店頭品】 Free The Tone JB-21 SIGNAL JUNCTION BOX
シグナル・ジャンクション・ボックスでございます。
…これだけだとなんのこっちゃって感じですね。
お客様からも「ジャンクション・ボックスって何?」というご質問はよく頂きます。
ジャンクション・ボックスとは、ざっくりとした説明をしますと「エフェクトボードの入口と出口をまとめる」機材でございます。
使用例としては、↓の写真のような感じです。
最初の写真と商品が違いますが、こちらも同じ機能の物になります。
One Control Minimal Series Pedal Board Junction Box ペダルボードジャンクションボックスという商品になっています。
ケーブルがつながっている事はわかりますが、今ひとつわかりづらいですね。
ボードの全体像を見てみましょう。
ボード右上に据え付けられているのが、ジャンクション・ボックスになります。
ここにギターからのケーブルとアンプのインプットへ送るケーブルを繋げます。
「え?それだけ?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
でも実はこのジャンクション・ボックス、使用することによるいくつかのメリットがとても大きいのです。
ジャンクション・ボックスを使うことでのメリットは以下の物があります。
1.スタジオやライブでのセッティング時間の短縮
2.ジャンクション・ボックスを経由して配線することで、ケーブルやプラグへのダメージを軽減させる
順を追ってご説明いたしましょう。
まず1のメリットいついて。
これは使用例として挙げた写真だけだと実感しにくいかもしれませんが、大規模なシステムになってくると威力を発揮します。
僕は以前、Hughes & KettnerのコンボアンプにTC Electronic G-SYSTEMという組み合わせがメインの機材でした。
信号の流れは、ギター→G-SYSTEM(Input)…G-SYSTEM(Insert Send→Amp(Input)…Amp(Send)→G-SYSTEM(Insert Return)…G-SYSTEM(Out)→Amp(Return)、という形になっていました。
※判りづらいですが、矢印がケーブルで繋いでいる部分です。
さらに、アンプのチャンネル制御もG-SYSTEM上で行っていたため、ケーブルももう1本多くなります。
※簡易的なセッティングの画像しかありませんでしたが、写真のような足元でした。
文字で起こすとわかりにくいですが、このシステムだとシールド・ケーブルを5本使うことになります。
しかもG-SYSTEMとアンプの間で4本のケーブルが行ったり来たりする上に、ケーブルを指す場所はまちまちなのでセッティングに時間を取られてしまいます。
ここでG-SYSTEMを組み込んでいるボードにジャンクション・ボックスを組み込むと、このごちゃごちゃした入出力を1箇所にまとめる事が可能になります。
さらに、ジャンクション・ボックスに「Input」「To Return」「Channel」などとラベルを貼るなどすると、ひと目でどことどこを繋げばいいかがわかります。
入出力が1箇所に固まることで、ケーブルをまとめたままでサクッとセッティングすることも可能になりますので、大幅な時間短縮に繋がります。
では次に2のメリットについて
ボードの入口と出口の部分のエフェクターは、常にケーブルを抜き差しする事になります。
チューナーとディレイ、若しくはブースターが一番多いでしょうか。
ケーブルの抜き差しの回数が多いという事は、それだけジャックの劣化が早くなります。
今でこそエフェクターのモディファイなどでパーツの入れ替えをする事が一般化してきましたが、それでもジャックの交換は素人にはなかなか骨が折れる作業です(レッジは不器用なので苦手)。
しかも、それがデジタルディレイのような複雑な構造の物だった日には自分で交換することすらままならない場合も…!
ジャンクション・ボックスを導入すると、基本的にエフェクターのプラグの抜き差しという作業はボードの組み換え作業以外ではやらなくなります。
抜き差しの回数が大幅に減るという事は、それだけジャックの寿命が伸びるということです。
しかも、ジャンクション・ボックスの構造は基本的に単純な回路ですので、もしジャンクション・ボックス内のジャックの劣化が起こっても比較的簡単に交換できます。
メーカー製のジャンクション・ボックスの場合は耐久性の高いパーツを採用していることが多いので、故障が少ないことも魅力的ですね。
以上2点のメリット、いかがでしょう?
僕のようなアンプのセンドリターン、チャンネル制御までフルに使って音作りをしていた人や、コンパクトにまとめたボードの中だけで音作りを完結させていた人、どのような方にでも、ジャンクション・ボックス導入のメリットが必ずあります。
システムを組む際に最も気をつけたいのは、「いかにトラブルの原因を減らし、スムーズなセッティングができるか」という点だと僕は考えています。
ジャックの接触不良でノイズが乗る、ごちゃごちゃしたケーブルのせいで設置に時間がかかってリハや本番の時間が減ってしまう…。
そういった本来なら避けられたはずのトラブルをきちんと回避するためのツールの1つであるジャンクション・ボックス。
存在を知らなかった、用途がよくわかっていなかった、という方は是非導入を検討してみてはいかがでしょうか。
製作の腕に自信のある方は自作してみても面白いと思います。
内部の構造は単純なので、自作エフェクターの入門編としても最適です。
chuya-online.comでは、自作や配線のアレンジに便利なパーツ類も販売しております。
SWITCHCRAFT MONO JACK #11 NO.572000 ギターパーツ
CLIFF JACK S-2
Providence FW-800 OFC配線材
さて、だいぶ長くなってしまいましたが、今回はこの辺りで〆ようかと思います。
また次回、面白い製品をご紹介できればと思います。
のんびりお待ちくださいませ。
スタッフ レッジでした。
chuya-online.com FUKUOKAスタッフ レッジでございます。
朝晩が冷え込む季節になってきましたね。
とはいえ、昼間は日が照ると暖かかったりしますので、洋服の選定が難しい季節でもあります。
僕は暑がりなので昼間ももう少し気温が下がればな〜、なんて考えております。
それはそうと皆様、ペダルボード、組んでいますか?
僕は久しぶりにちょっとしたセッションに参加する事になりましたので、小規模なボードを組みました。
演奏ジャンルやスタイル、個々人の趣味嗜好、様々なこだわりが反映されるエフェクトボード…
お客様からセットアップなどのご相談を受ける事もございますが、「ボードから浮かび上がるコンセプト」に思いを馳せる時間がとても楽しいひとときです。
本日はそんな十人十色なペダルボードの構築を助けてくれる、スタッフ レッジ的おすすめ製品をご紹介します。
その商品はこちら!↓
【福岡店店頭品】 Free The Tone JB-21 SIGNAL JUNCTION BOX
シグナル・ジャンクション・ボックスでございます。
…これだけだとなんのこっちゃって感じですね。
お客様からも「ジャンクション・ボックスって何?」というご質問はよく頂きます。
ジャンクション・ボックスとは、ざっくりとした説明をしますと「エフェクトボードの入口と出口をまとめる」機材でございます。
使用例としては、↓の写真のような感じです。
最初の写真と商品が違いますが、こちらも同じ機能の物になります。
One Control Minimal Series Pedal Board Junction Box ペダルボードジャンクションボックスという商品になっています。
ケーブルがつながっている事はわかりますが、今ひとつわかりづらいですね。
ボードの全体像を見てみましょう。
ボード右上に据え付けられているのが、ジャンクション・ボックスになります。
ここにギターからのケーブルとアンプのインプットへ送るケーブルを繋げます。
「え?それだけ?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
でも実はこのジャンクション・ボックス、使用することによるいくつかのメリットがとても大きいのです。
ジャンクション・ボックスを使うことでのメリットは以下の物があります。
1.スタジオやライブでのセッティング時間の短縮
2.ジャンクション・ボックスを経由して配線することで、ケーブルやプラグへのダメージを軽減させる
順を追ってご説明いたしましょう。
まず1のメリットいついて。
これは使用例として挙げた写真だけだと実感しにくいかもしれませんが、大規模なシステムになってくると威力を発揮します。
僕は以前、Hughes & KettnerのコンボアンプにTC Electronic G-SYSTEMという組み合わせがメインの機材でした。
信号の流れは、ギター→G-SYSTEM(Input)…G-SYSTEM(Insert Send→Amp(Input)…Amp(Send)→G-SYSTEM(Insert Return)…G-SYSTEM(Out)→Amp(Return)、という形になっていました。
※判りづらいですが、矢印がケーブルで繋いでいる部分です。
さらに、アンプのチャンネル制御もG-SYSTEM上で行っていたため、ケーブルももう1本多くなります。
※簡易的なセッティングの画像しかありませんでしたが、写真のような足元でした。
文字で起こすとわかりにくいですが、このシステムだとシールド・ケーブルを5本使うことになります。
しかもG-SYSTEMとアンプの間で4本のケーブルが行ったり来たりする上に、ケーブルを指す場所はまちまちなのでセッティングに時間を取られてしまいます。
ここでG-SYSTEMを組み込んでいるボードにジャンクション・ボックスを組み込むと、このごちゃごちゃした入出力を1箇所にまとめる事が可能になります。
さらに、ジャンクション・ボックスに「Input」「To Return」「Channel」などとラベルを貼るなどすると、ひと目でどことどこを繋げばいいかがわかります。
入出力が1箇所に固まることで、ケーブルをまとめたままでサクッとセッティングすることも可能になりますので、大幅な時間短縮に繋がります。
では次に2のメリットについて
ボードの入口と出口の部分のエフェクターは、常にケーブルを抜き差しする事になります。
チューナーとディレイ、若しくはブースターが一番多いでしょうか。
ケーブルの抜き差しの回数が多いという事は、それだけジャックの劣化が早くなります。
今でこそエフェクターのモディファイなどでパーツの入れ替えをする事が一般化してきましたが、それでもジャックの交換は素人にはなかなか骨が折れる作業です(レッジは不器用なので苦手)。
しかも、それがデジタルディレイのような複雑な構造の物だった日には自分で交換することすらままならない場合も…!
ジャンクション・ボックスを導入すると、基本的にエフェクターのプラグの抜き差しという作業はボードの組み換え作業以外ではやらなくなります。
抜き差しの回数が大幅に減るという事は、それだけジャックの寿命が伸びるということです。
しかも、ジャンクション・ボックスの構造は基本的に単純な回路ですので、もしジャンクション・ボックス内のジャックの劣化が起こっても比較的簡単に交換できます。
メーカー製のジャンクション・ボックスの場合は耐久性の高いパーツを採用していることが多いので、故障が少ないことも魅力的ですね。
以上2点のメリット、いかがでしょう?
僕のようなアンプのセンドリターン、チャンネル制御までフルに使って音作りをしていた人や、コンパクトにまとめたボードの中だけで音作りを完結させていた人、どのような方にでも、ジャンクション・ボックス導入のメリットが必ずあります。
システムを組む際に最も気をつけたいのは、「いかにトラブルの原因を減らし、スムーズなセッティングができるか」という点だと僕は考えています。
ジャックの接触不良でノイズが乗る、ごちゃごちゃしたケーブルのせいで設置に時間がかかってリハや本番の時間が減ってしまう…。
そういった本来なら避けられたはずのトラブルをきちんと回避するためのツールの1つであるジャンクション・ボックス。
存在を知らなかった、用途がよくわかっていなかった、という方は是非導入を検討してみてはいかがでしょうか。
製作の腕に自信のある方は自作してみても面白いと思います。
内部の構造は単純なので、自作エフェクターの入門編としても最適です。
chuya-online.comでは、自作や配線のアレンジに便利なパーツ類も販売しております。
SWITCHCRAFT MONO JACK #11 NO.572000 ギターパーツ
CLIFF JACK S-2
Providence FW-800 OFC配線材
さて、だいぶ長くなってしまいましたが、今回はこの辺りで〆ようかと思います。
また次回、面白い製品をご紹介できればと思います。
のんびりお待ちくださいませ。
スタッフ レッジでした。
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