EXPERIENCE PRS in JAPANに参加してきました〜☆

日本で初の開催!丸一日ずーっとPRS!
『EXPERIENCE PRS in JAPAN』潜入レポート☆


こんにちは、chuya-Labsの小路でございます。
日差しはだいぶ暖かくなってきましたね〜?
皆様いかがお過ごしでしょうか?

先日3/5に開催されました『EXPERIENCE PRS in JAPAN』
今回、私、小路がこのイベントに参加してまいりましたので、
その模様を簡単ではございますが、レポートしてみたいと思います☆

『EXPERIENCE PRS』は、アメリカのPRS本社にて行われる年に一度のPRSのお祭り!
今回その『EXPERIENCE PRS』の名を冠した、日本版として【EXPERIENCE PRS in JAPAN】が初開催となりました!

※昨年の9月に開催された『EXPERIENCE PRS(in USA)』のレポートはコチラから

ってな訳でレポートしていきたいと思います☆


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11時過ぎに会場である渋谷道玄坂にある「渋谷DUO MUSIC EXCHANGE」に到着!
会場前にも関わらず、すでに行列が出来ていました!

そして、行列に並び会場を待つ事に。
待っている間もどんどんと行列は伸び、会場前は、長蛇の列!
会場に入るまで時間がかかりました。。。



かなりの盛況ぶりで『PRS』ユーザーの皆様の「熱」を肌で感じる事が出来ました!

後でKORGの方に聞いてみた所、入場者数は300名以上との事。
当初の予想よりも多かった様です☆

東京での開催となりますので、おそらくは東京近郊の方が大半を占めるとは思いますが、
今回、東京開催という理由で泣く泣く参加を諦めた方も多いのではないでしょうか?


なんて事を思いながら、やっとの事で入場手続き!




会場入り口の隣にはPRS試奏コーナーが設置されてました。
4モデルほどのPRSギターが置かれており、試奏をする参加者の方が後を絶たなかったです。
(試奏のシステムは、PRSがVOX TONELAB ST マルチエフェクターに接続されており、ヘッドホンで出力という感じでした。)



エントランスを入ると、左手に「アーカイブコーナー(試作機等のレアモデル展示)」や「ギター製造工程のサンプル」、「ファクトリーツアーの放送」をしていました。

【アーカイブコーナー展示ギター】

■PRS工場で最初に製造された1本 CUSTOM24


制作に携わったスタッフのサインがびっしり!



■マッカーティータイプ
デイヴィッド・グリッソンモデル(DGT)の試作ギター!



■モダンイーグルII
フェイデッドブルーの最初のプロトモデルの様ですね?


■ポールが作った最初のベース(フレットレス)



【ボディ成形行程サンプル】

■step1 ラフカット
メイプルトップ材はセンターで貼り合わせてブックマッチ(杢目が左右対称になる様に合わせる)の一枚の板にします。プレイナーでバック材との接着部分を平にします。

マホガニーバック材の接着部分をプレイナーで平にします。

メイプルトップとマホガニーバックを接着。

ギターのシェイプを木材に書き出し、ハンドソー(電動糸鋸)でラフカット。

その後、CNCルーターで最終的なボディシェイプを削り出します。







■step2 サンディング
CNCルーターでボディを削り出した後、150〜320番のサンドペーパーでボディをサンディング!


よく見るとCNCルーターで削られた軌跡が見えますね?



■step3 ステイン
320番のサンドペーパーでボディを完全にサンディングし終わった後、
ジャック/ピックアップのワイヤーを通すための穴をあけます。

任意のステイン・カラーを布でメイプルトップに塗っていきます。

トップのエッジ部分は220番のサンドペーパーでサンディングします。
この部分がナチュラル・バインディングになります。

ステインカラーを保護し密閉するため、薄いウォッシュコートをスプレーします。

1時間ほど自然乾燥させ、ウォッシュコートを乾かします。

マホガニーボディにグレインフィラーを使用して、木材の導管を埋めていき、
1晩乾燥させます。



■step4 ベースコート
ボディにベースコートシーラーをスプレーして2日間乾燥させます。

220番のサンドペーパーでサンディングします。このサンディングスクラッチは、トップコートの定着性を高めます。

ワックス&グリースリムーバーを使ってボディを拭いていきます。
表面に付いたダストをふき取り、表面をキレイにします。

ラインテープをナチュラルバインディングの部分に貼ります。



■step5 トップコート
ボディバックをそれぞれのトップカラーに合った色に塗っていきます。

サンバーストの場合は、トランスルーセントのサンバーストカラーをトップにスプレーします。
ナチュラルバインディング部分に貼ったテープをはがします。

X-ACTOナイフを使用してペイントラインに沿って削っていきます。
クリアコートをスプレーします。

24時間乾燥させます。

1000番のサンドペーパーで水研ぎし、表面を滑らかにしていきます。
1晩乾燥させます。



■step6 バッフィング
ボディをバッフィングします。この後、フィナル・アッセンブリーにてパーツを組み込んでいきます。




【ネック成形行程サンプル】
ネックの制作期間は14日間です。
(バインディングの入ったネックは、17日間)

ネックはボディの制作が始まる前に完成させます。

■step1~2
(写真右側のネックstep1)
以前は手作業で行っていましたが、現在はCNCを使用しています。
しかしこの行程の名称は今も『Pre-CNC stage(CNCの前段階)』のままです。

ネック材はカッティングの行程の前に乾燥させます。

直角にカットし、表面をならします。

CNCマシンを使用し、ヘッドストックの角度を切り落とします。

再びホットルームと呼ばれる乾燥室にネック材を戻し、2日間乾燥させます。

その後、ショップフロア(湿度50%、21℃)で3日間乾燥させます。



(写真左側のネックstep2)
トラスロッドを埋め込む溝をカットします。

ヒールの長さはそれぞれのフレット数に合わせてカットされます。

ヒールの形にラフカットします。



■step3
「耳」と呼ばれるヘッドストックの両端の部分を貼付けます。

デュアルアクショントラスロッドを溝切りされた部分に挿入します。

トラスロッドにズレが無い事を確かめならが、マホガニーのインサートを貼付けます。

ヘッドストックをラフカットします。





■step4
ヘッドストックにチューニングペグを取り付ける為の穴を開けていきます。

インサートを貼付けた表面をフラットにカットし、指板を貼付けられる様にします。

指板の位置を合わせる為のピンホールを開けます。指板材の裏には、これに合わせてピンが装着されます。

「side view」と呼ばれるジグにネックを載せ、ヘッドストックの厚さを正確に削り出し、更にヒールの無駄な部分も削っていきます。

CNCマシンから取出し、1晩寝かせます。

指板材をエポキシで貼付けます。







■step5
サイドドットのための穴を開けます。
ネックの裏とヒールをCNCマシンで削り出します。バードインレイ、サイドドットを埋め込みます。
フレット溝を切り出します。
指板に10インチのRをうけていきます。

プレス機を使用して1本ずつフレットを埋め込んでいきます。
ネックを320番のサンドペーパーでサンディングしていきます。
マホガニーネックの場合、1時間ほどサンディングして完成です。
メイプルネック/ネイプル指板の場合、2時間程さんディングして完成です。







※このコーナーも非常に盛況だった為、ゲストのライブ演奏中等、人が少ない時を狙って撮影しました。







そんなこんなで、早速ホールへと…。

ホール入ってすぐの左手側には、最新モデル、PRSアコギやプライベートストックの展示がされてました。
ここのコーナーもすごく盛況!

最新モデルからプライベートストック、そしてアコギが展示され、
参加者の注目を集めておりました!




















そんなこんなでイベントがスタート!

会場にはタイムテーブルが。
まずは「ポール・スミスによるセミナー」です!



※ちなみに、ホールでの撮影は禁止されていましたので、
以後は、泣く泣く文章でのレポートとなります。
あしからずご了承ください(泣)

【ポールによるポール・リード・スミス セミナー】
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ホールでは、イベントの開始を今か今かと待ちわびている来場者でいっぱい!

ポールは、昨年9月の本国で開催された「EXPERIENCE PRS」の時と同様に、
飾らないラフなスタイルと物腰で、日本のユーザーに語りかけていました。

ポール曰く、
『日本でPRSが認められているという事を、非常にうれしく思っています。』
との事。

やはり、自身もプレイヤーである事から、日本のプレイヤーにも、
PRSの魅力が伝わっている事が本当にうれしい様でした!

また、そのポールの一言一言を熱心に聞き入る、参加者の皆様!
今やエレキギターの三大巨頭の一角といっても過言ではないPRS。
そのPRSの創設者の話が生で聞けるとなると、熱心に聞き入りますよね?

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【トニー・マクマナスによるアコースティックライブ】
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ポールも言ってましたが、
この日、PRS製のアコギのサウンドをはじめて聞くという来場者が多いのではないでしょうか?

世界的に高い評価を受けている『ケルティック・ギターの最高峰』トニー・マクマナス。

そんなトニーとPRSのアコギによる、アコースティックセット。
会場は、一気にその世界観に引き込まれ、静かにPRSの音色を楽しんでました。

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【ガチャリック・スピン】
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ここからがエレキギターのセクション。
まあ、本題といった感じでしょうか?

ガチャリック・スピンがオープニングアクトとして会場を盛り上げてくれてました!

ガチャリック・スピンは、PRSの国内ポスターにも登場している、インディーズガールズバンド。

会場は一気に「ガチャリック・スピン」の世界となりました!
『セクシー?』というかけ声に『フォー!』と返すオーディエンス(来場者)。
しかし、ライブの途中のMCでは、ボーカルのArmmyが「場違い〜!」と自虐コメント。。。
とにもかくにも、ライブ中は『ガチャリック・スピンの世界』であった事には変わりません!

ライブ終了後は、ギターのTOMO-ZOによる自身使用のPRSモデルの解説!

TOMO-ZOさん使用のPRSはバリバリ光ってました(LEDで)!

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【ポールズ・バンド】
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昼食がまだだったので、とりあえず近所のモスバーガーで昼食。

戻ってくると、ステージ上で鈴木健司氏の演奏されてました。
残念ながら、元メガデスのマーティ・フリードマンとゴダイゴの浅野孝己氏の演奏は見られず。
(デミハンバーガーなんて食ってる場合じゃなかった…。)

でも、デイヴィ・ノウレスのライブは見れました!
相変わらずカッコいい!
さすが、若手ブルース界のホープですね!

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【住友俊洋スペシャル・バンド】
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日本が誇るスライドギタリスト住友俊洋氏による演奏!
めちゃめちゃかっこ良かった!

正直な話、はじめて拝見したのですが、すごい!
PRSのギターサウンドももちろんですが、珠玉のスライドギターで会場を魅了。

途中で、スペシャルギタリストとして、ichiro氏がジョイント。

ちなみに、住友俊洋スペシャル・バンドは、
ベース:鮫島秀樹
ドラム:高橋ロジャー和久
というメンツなので、これにichiro氏が入ったら、
逆に「THE SONSと住友俊洋」という構図に!

一体どっちがゲスト参加なのか(笑)

しかし、かっこ良かった〜☆

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【ポールズ・バンド 第二幕】
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山本恭司さんやトシ引田さん、安達久美さん等の国内ギタリストの演奏が光っておりました!

最後は、デヴィッド・グリッソムの演奏。
渋かったです。
(本当に見たのか!?という位の簡単な感想でスイマセン。。。)

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【プレゼント抽選会】
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そして、目玉企画の一つ!
【ギターが当たる!大抽選会】

密かに、「当たらないかな?」期待をしておりました。
結果は、もちろんハズレ!

まあ、こんな物ですわ…。

ちなみに、景品は、先ほど、渋い演奏をしてくれたデヴィッド・グリッソムのシグネイチャーモデル「DGT」!
しかも、先ほど実際に本人が使っていた物を本人からの手渡し!
ファンにとっては、卒倒ものではないでしょうか?


っとここで、サプライズ!

当初は景品は、一本だった様ですが、急遽、もう1本ギターのチャンスが!

景品は明かされぬまま、抽選へ!

まあ、もちろん僕はハズレでしたが。


そうこうしていると、見事当選した幸運なお客様!
ドキドキした様子でステージに上げられると景品であるギターが発表。

KORGスタッフ「景品は、PRS SEオリアンティモデルでーす!」

そして、ステージ袖からオリアンティが登場!
本人から直接景品のギターを手渡されてました!

観客からは、「わー」「キャー」と歓声が!

そして、そのままライブへと

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【スペシャルゲスト・ライブ】
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今回のスペシャルゲストは、先ほど登場したオリアンティ!
予定時間をオーバーしての熱いパフォーマンスをしてくれてました。
(時間オーバーの為、ポールが止めに入ったとの事。)

ちなみに、一回会場を出てしまった為、
再入場時には会場に入れない程の満員状態。

ほとんどオリアンティ様の姿を拝める事が出来ませんでした…。

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みたいな感じで、一日が終了。

イベント終了後も物販ブースで頑張っている、KORGスタッフの皆様!



イベント開催にあたり、忙しかったと思いますが、すごいステキなイベントでした!
お疲れ様でした!


この『EXPERIENCE PRS in JAPAN』は、今年を皮切りに毎年開催(予定)との事なので、
これから、もっともっと盛り上がってくれるといいですね〜!



ここで、最新イベント情報!
なんとギターショップ プラグインでも『まる一日PRS』なイベントを開催!

詳細は近日アップ予定ですので、お楽しみに!

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