日本でFramusが弾けるのは、ここchuya-online.com FUKUOKAだけ
みなさん、こんにちは。西日本から関東あたりでは桜も散って、だいぶ過ごしやすくなってきましたね。
春の陽気に誘われて、機材もリフレッシュしたいところではないでしょうか。
それとも、「なんか面白い楽器ないかな?」と、アンテナを張ってニューギアとの出会いを探している状況とか?
そんな人にピッタリのギターが某ブランドから海を渡って届きました。上の写真をみて「?」となった人も多いかと思います。
しかもこれ、日本初。そう、日本国内でそのギターにふれることができるのは、ここchuya-online.com FUKUOKAだけなんです。
その名も”Framus”。
今回は、そのFramus(フラマスとよびます)をご紹介。あのスティービー・サラスのシグネチャーモデルをはじめとした4本のギターを日本最速で紹介していきます。
「福岡までいけないよ!」という人のためにも、お知らせがありますので、最後まで読んでいただけると幸いです。
そもそもFramusって、どんなメーカー? Warwickとも関係がある?
Framusの公式ウェブサイト(※http://www.warwickbass.com/en/Framus-.html)をのぞいてみると、楽器好きであれば「なんか見覚えがあるぞ……」という人もいるかもしれません。
URLからもわかるように、日本国内において、ベースの有名ブランドであるWarwickの文字が確認できます。ここchuya-online .com FUKUOKAにおいても、多くのカスタムモデルが販売されており、年1回のオーダーツアーではスタッフのアニー氏が現地まで赴き、材の選定から価格交渉までをこなし、ここ福岡にも多くのスペシャルモデルが入荷しています。また今年もどんなモデルをオーダーしてくるのか、楽しみですね。
「ベースの話はええからフラマスはよ」と聞こえてきてますが、そのWarwickとどんな関係があるの? というところが最大のポイント。マニアックなギターファンにとっては常識かもしれませんが、ちょっと歴史をたどってみましょう。
そもそも「Framus」というギターメーカーは、その昔1950年代から存在していました。ビートルズのジョン・レノン、ローリング・ストーンズのビル・ワイマンといった錚々たるレジェンドたちも使用していたブランドなのです。
1975年には倒産してしまうのですが、創業者アルフレート・アンドレアス・ヴィルファー氏の息子であるハンス・ペーター・ヴィルファー氏が1982年にWarwickを立ち上げました。
ウェンジ材など、特徴のある木材を積極的に採用していくスタイルで、フェンダーなどとはまったく違うスタイルでブランドを確立したWarwick。今日では、世界的に有名なミュージシャンたちが使用しており、独特のサウンドも、いまではすっかり市民権を得ました。
そうして、世界的なベースメーカーとなったWarwickですが、いつかは「オヤジのFramusを復活させよう」という計画があったのでしょうね。Warwickを成長させ、1995年には晴れてFramusが復活したかたちとなりました。
勘のするどい方、さらにウェブで日頃から情報収集をしている人には、おわかりかと思いますがWarwickのSNSアカウントには「Framus & Warwick」と表記されるようになりましたね。
ですので、ギタリストというよりはベーシストの方が、「Framus復活」という一連の流れを感じていたと思います。
そして、この数年でスティービー・サラスや、フィルXといったプロギタリストとのコラボにより、ニューモデルやシグネイチャーモデルが誕生し、Warwickを得意としているchuya-online.comスタッフによる「Framusギターも体感してほしい!」という願いのもと、日本の地を踏んだというわけです。
ですので、当時のギターとは似つかない新生ブランドとして、お楽しみいただくのが良いかと思うわけです。
ちなみに、当時のアーカイブサイトもあり、※http://www.framus-vintage.de/ にアクセスすると、当時Framusが得意としていた箱モノギターや、ビザールシェイプのモデルを確認することができます。そのあたりを得意としていたメーカーだったことがわかりますね。
さあ、こんなストーリーがあったことを踏まえて、いよいよ日本発入荷となったFramusのギターたちをみていくことにしましょう。
4種類のモデルが入荷!
「Custom Shop series Idolmaker Stevie Salas Signature 」
※http://www.chuya-online.com/products/110542/index.htmlまず最初に紹介するのは、4Aメイプルトップのバイオレットとゴールドハードウェアの組み合わせがゴージャスな「アイドルメイカー・スティービー・サラスシグネイチャー」。
アイドルメイカーというモデル自体、ファイヤーバードなどの変形モデルを少しグラマラスにしたボディ形状をしていますが、対角線上に配置されたトップ材と、ブラックサテン仕上げ箇所とのコントラストが際立っていますね。
バイオレットにカラーリングされた4Aのメイプルは、トップ材とヘッドの突板でマッチングされており、バック(トップにも見えているのでバックとはいわないかも……)はマホガニーという組み合わせ。
サテンブラックに仕上げられたネックはメイプル、そしてサラスモデルとしての特徴であるポジションマークのインレイは、ネイティブアメリカンの証である羽がモチーフになっています。
指板はタイガーストライプエボニーが採用されており、ロッキングチューナーを採用しているペグボタンも同じ材で真っ黒。これは最近のWarwickのカスタムショップモデルでも見られる仕様ですね。
【ここがFramus!その1】
ちょっとその前に、今回の4本の共通仕様でもありますが、Graph TechのRatio Lockingペグ、同じくGraphtechのBlack Tusq low friction nut、ToneProsのTune-o-Matic bridge、そして、Plekマシーンによる出荷前調整(カスタムショップ製モデルとジャーマンプロシリーズが対象)によって、「チューニングの安定」に配慮されているギターという印象があることが、まず一つ挙げられます。
と、脱線しましたが、このサラスモデル、コントロールが一風変わっていて、1Vol&1Toneに5wayのピックアップセレクター、そして2wayのキルスイッチが採用されており、サラスよろしくファンキーなスイッチング奏法も可能となっています。もちろんステージ上でのミュートスイッチ(チューナーに音がいかないですが)としても利用可能です。
パッと見、2ハム仕様に見えますが、フロントはシングルです。5wayスイッチによって、リアのコイルタップも含まれたピックアップコンビネーションが設定されています。
サウンドも、様々なギターメーカーのソレとはまったく似つかないものです。少しハイゲイン目にセッティングして、ビタっと張り付いた歪みサウンドは、まさにサラス! そこからボリュームポットを絞っていくと、ファンクなカッティングに最適な絶品クランチサウンドに変身します。これは。ギター本体のボリュームを頻繁に調整する人にとっては、うれしい出音であることは間違いないですね。
先にFramusのサウンドの特徴のひとつとして言えることを書いておきます。それは、一貫してハイミッドにピークのあるサウンド。それこそが新生Framusのサウンドである。と断言できます。まだ最初の1本目ですが、すべてのモデルのサウンドを聴いた結果です。残りの3本も、これを踏まえて当記事内にて妄想してみてくださいね!
「Custom Shop series Idolmaker Stevie Salas Signature Heavy Relic」
※http://www.chuya-online.com/products/110541/index.html続いて、こちらもサラスシグネイチャーですが、さきほどのゴージャスなルックスとは違い、ブラック基調、しかもハードなレリック加工が特徴の1本です。
アイドルメイカーなのですが、先ほどのバイオレットとの違いがけっこうあります。
まず、ピックアップ構成が違いますね。こちらはP90タイプとレール型ハムバッキングの組み合わせ。しかも、22F仕様(バイオレットは24F)となり、フロントピックアップを最終フレットギリギリまで寄せて配置しています。より各ピックアップのカラーをハッキリさせたい狙いがあるのでしょう。
こちらのコントロールは3wayのピックアップセレクター、1Vol,1Toneとスタンダードな構成となっていますが、パワーはこちらの方があります。そこから、ゲインが高めの状態からボリュームポットを絞っていくと、ハイパスが効いた「残る」クランチサウンドとなります。これはスイッチャーによるプリセットトーンに頼らなくてもイケるクオリティです。
このハイパスがキチンと仕事してくれるボリュームポットは、他のモデルにも共通しており、ギター本体で多彩なサウンドバリエーションにチャレンジしたいギタリストだけでなく、足元(エフェクターボード)をシンプルに変更したい人にもオススメできます。
ハードレリック仕様ですが、経年変化により日に焼けた風合いがたまりません。木材の扱いを得意とするWarwickが母体となっていますので、その見事な仕上げもうなずけます。
ちなみに、先ほどのバイオレットのアイドルメイカーは、グロス仕上げでしたが、カスタムショップにあるUVマシーンによる仕上げによって、爪をたてても傷がつかないほどの塗膜強度を誇っています(お店で爪を立てないでね)。
さて、ブラックとバイオレットどちらがお好みでしょうか?
「Custom Shop series Panthera II」
※http://www.chuya-online.com/products/110543/index.htmlお次は、大海原を想起させるパンセーラIIでございます。パンセーラと発音しましょう。
美しいターコイズブルーのトップ、これだけでも「買い」なギターなのですが、オススメポイントが多すぎますので、順に整理していきましょう。
まず、コントロール系が一風変わっていて、リアピックアップ側のポットがリアピックアップVolとなっています。絞りきり位置まで「使える」トーンポットはプルでコイルタップされますので、バリエーションが豊富。
ルックスは2ハムですが、タップによってシングルコイルの暴れる感じも、ハムの状態でのクリーンサウンドも全部良い音!
使える音と使いやすい操作系。そしてこのルックスとくれば、欲しくなってきた人もいるのではないでしょうか。スタッフが買ってしまいそうな気もしますので、早く見に来てください(笑)。
そして、ギター本体の裏側を見ていくと、分厚いブラックコリーナ! コントロールパネルも同じ材であつらえてあります。抜かりなし。はたしてボディバックだけでゴハン何杯いけるのか。マホネックとの対比も素晴らしい。
確認しておきますが、入荷した全モデル、1本ずつですからね?。売れてしまっては次の入荷が、まったくよめないですから、お早めに体感してほしいです。
「Pro series Phil XG」
※http://www.chuya-online.com/products/110540/index.html最後となりましたプロシリーズの”Phil XG”、先の3本と比べればおとなしいルックスですが、なかなかの曲者(とても良い意味で)です。
まず、サテンブラック仕上げのボディとピックアップがリア1発という構成ですが、シンプルな見た目とは裏腹に芸達者なスルーネックギターです。
しかも、ネックがゴン太! 手の小さいプレイヤーは慣れるまで時間がかかるかも……。とはいえ、このおかげでサスティーンがすごい。実音がなかなか減衰しない(笑)。
さらにリアの1ハムですが、トグルスイッチによって、シリアル・コイルタップ・パラレルと切り替えができます。先程のアイドルメイカーのハードレリックと同じですね。どのポジションもキチンと違う音がして、実戦的です。
もし、ギター本体でバリエーションがほしいけど、シンプルなルックスのギターが欲しいというギタリストがいるとしたら、ピッタリなんじゃないでしょうか。
「カスタムショップじゃない安いモデルでしょ?」と思ってると、ホントに損します。
木材の取り扱いが得意なベースメーカーが作るマジメで実戦的なギター
と、入荷したすべてのモデルを紹介してきました。いかがでしたか?
今回は3モデル4本という内訳でしたが、バリエーションはまだまだあります。
しかし、この4本の音を聴いてきて一貫していると感じたのは、繰り返しになりますが、
【ここがFramus!その2】
・どのピックアップポジションでも使えるサウンドバリエーション
・居なくならないハイミッド
・木部加工の美しさ
といったところでしょうか。これらの特徴に、各モデルのカラーやエッセンスが効いている印象ですね。
ですので、「人と同じギターがイヤ」という人から、「本当に音の良いギターを探している」人、あるいは「とにかくスペシャルな1本がイイ」と、常日頃感じているギタリストたちに、触れてほしいブランドでもあるのです。
「そんなこといっても、福岡は遠いよ〜」という人たちのために……
ゴールデンウィークに月イチのユースト配信やります!帰省する人は弾きにきて!さらに……
chuya-online.com FUKUOKAで行っている月に一度のUst配信ですが、ゴールデンウィーク期間中である5月3日にネット配信しますよ! 毎回内容は違いますが、多くの帰省される九州人のために、また来られないという人のためにも、ウェブでFramusのサウンドが聴けちゃいます!
内容は、「Warwick & Framus」ということで、ベースもギターも両方やります。
URLは「※http://www.ustream.tv/channel/chuya-tv」をブクマしておいてくださいね。
連休中で九州方面に帰省する人は、ぜひ福岡天神によっていってください。福岡空港から地下鉄で10分ちょっとでこれます。そして、天神西通りの入り口からすぐですのでお店までアッという間で到着することができます。
どうしても来れない人は、配信を見逃さないように!
もちろん、現在も店頭在庫しているギターは試奏できますので、いつでもお待ちしています。
人と同じのがイヤなギタリストさん、Framus要チェックですよ!!
あ、そうそう。冒頭でもふれましたが、大事なことですのであらためて。
毎年、本場ドイツで行われている「Warwickファクトリオーダーツアー」ですが、今年も予定しております。
と、いうことは? ということは?
「Framusも同じところで作ってるよね?」
「スペシャルな材で好きなようにオーダーできるよね?」
「カラーも好き放題できるよね?」
「理想のFramusが作れちゃうよね?」
それが、「chuya-onlineでオーダーできちゃうよね?」
そうなのです。chuya-onlineが過去オーダーしてきたWarwickをご存知のみなさん、アレがFramusでやっちゃえます。
「やっちゃえ、chuya-online」ですよ。◯ISSANみたいに。
アニー部長が、Warwickの膨大なウッドがストックされている広い倉庫から、お好みで木材をセレクトしてきてくれます。なんならドイツからリアルタイムで写メ送ってもらいましょう。「こっちかな〜、いやこっちの方がギラついた杢だな〜」なんつって。
あれ? ヨダレ、でてますよ?(笑)
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